ダイナスティ連合の軍制
 ダイナスティ連合の軍制は、連合国家から供出された軍隊を統合したものである。
 連合軍以外に、連合国家が自国の防衛のために残している部隊も存在する。
 基本的には、ドイツ式を採用している。
ダイナスティ連合軍編成
 9個師団2個旅団(約12万人)からなる。連合のサイズからすると適正に感じるが、実は各国家は自国防衛のために、連合軍に参加させている部隊と同等の部隊を残しているので、実質的には、この倍程になる。
 ダイナスティ師団は、連合国家の拠出ではない。ダイナスティ連合自身が、難民の子弟を集めて作った連合自身の軍隊である。
 このため、元の所属国家の思惑に踊らされることなく、自由な運用が可能である。
 また、難民たちの真剣さもあって、ダイナスティ師団は全師団の中でも最強を誇る精強な師団である。
 他の8個師団2個旅団は、各国からの拠出であり、その指揮も各国から送り込まれた将軍が行っている。
 その大きさは、各国家の人口や面積などに応じて決められている。
 例えば、ナミル首長国は、人口が最小であるため1個旅団しか拠出していないが、ロージナ共和国は2個師団も出している。
 拠出師団も、ダイナスティ連合議長の命を受けるものと連合憲章に明記されてはいる。
 しかし、その命令が本国の利害と反するものだった場合、命令拒否もしくはサボタージュが起こり得ないとは保証できない。

ダイナスティ連合参謀本部
師団名 師団長名 揮下連隊数
ダイナスティ師団(約13000人) 師団長ノイヤ・カーチス中将 4連隊
ノーザンアングル第1師団(約10000人) 師団長ジェイムズ・ジェイムソン中将 3連隊
トライラ第1師団(約13000人) 師団長フランシス・ベーニュ中将 4連隊
マイエル第1師団(約10000人) 師団長ジョルジオ・トレリ中将 3連隊
ロージナ第1師団(約10000人) 師団長エフゲーニィ・フョードル中将 3連隊
ロージナ第2師団(約10000人) 師団長ウラジミール・ガガーリン中将 3連隊
アイル第1師団(約10000人) 師団長ハロルド・ラスウェル中将 3連隊
アジリア第1師団(約10000人) 師団長アルベール・ラスク中将 3連隊
サウド第1師団(約10000人) 師団長バクー・ラーズィー中将 3連隊
サウド第1旅団(約6500人) 旅団長ウディール・ブーディアフ少将 2連隊
ナミル第1旅団(約6500人) 旅団長アミル・シャフル少将 2連隊
海軍 第一艦隊 揚陸艦×4(漁船改造)
第二艦隊 揚陸艦×3(漁船改造)

連隊
 連隊の構成は、連合国家間で統一してある。
 これによって、連隊単位でなら、どこの国家の部隊も、ほぼ同等の戦力であると仮定できる。
 ただし、これはあくまで建前であって、それぞれの師団の間には、れっきとした実力の違いがある。
 アイルやマイエルの師団は弱く、アジリアやナミルの兵は強い。
連隊(約3000人)大隊数4
大隊(約700人) 中隊数3
中隊(約200人)
階級
ダイナスティ連合軍では、ドイツ系の階級を採用しており、。この特徴は、大将と元帥の間に上級大将を設けている点にある。
これは、大規模な軍を編成するために向いたシステムであり、現在のダイナスティ連合では無意味であるが、将来ダイナスティ連合が拡大したときには、有効に働くと目されている。
仕官 曹兵
元帥 上級大将 大将
中将 少将 一等曹長 二等曹長
大佐 中佐 少佐 一等軍曹 二等軍曹
大尉 中尉 少尉 一等兵 二等兵